ガス圧式の昇降デスクは、電源を使わず、手元のレバーで高さを変えられることが特徴です。
販売ページでは「手動」と表記されることもありますが、この記事では、レバー操作とガス圧の補助で天板を上下させる商品をガス圧式として分類しています。ハンドルを回して高さを変える商品とは分けて比較します。
ただし、商品ページに大きく表示される「耐荷重」だけを見て選ぶと、荷物を載せたまま高さを変えにくい場合があります。
ガス圧式では、高さを固定した状態の「静止耐荷重」と、高さを変えるときの「昇降可能荷重」を分けて確認することが大切です。
ガス圧式は、天板の高さを下げるときに体重をかけて押し下げます。体重が軽い人は、天板の高さを下げる場合、苦労するので注意が必要です。
ガス圧式昇降デスクおすすめ商品の比較
- 保証・メーカー・販売者の信頼性を30点
- 商品適合性を25点
- 市場での販売状況を20点
- 価格と性能のバランスを15点
- 購入先の選びやすさを10点
計100点満点で評価しています。
市場での販売状況は、実売数ではなく、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの口コミやレビュー数も確認して評価の指標にしています。
| 順位 | 商品 | 得点 | 天板サイズ | 昇降範囲 | 昇降可能荷重 | 静止耐荷重 | 保証 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | タンスのゲン 90×60cm | 94点 | 90×60cm | 71~109cm | 12kg | 100kg | 1年 |
| 2位 | タンスのゲン 70×48cm | 89点 | 70×48cm | 70.5~110cm/75~114cm | 4kg | 30kg | 1年 |
| 3位 | E-WIN SD73-WH | 78点 | 手前73cm・奥側60cm×50cm | 77.5~117.5cm | 未記載 | 10kg | 1年 |

作業面と昇降可能荷重を重視するなら「タンスのゲン90×60cm」
省スペースで使うなら「タンスのゲン70×48cm」
角度調整と折りたたみ収納を重視するなら「E-WIN」
がおすすめです。
昇降可能荷重と静止耐荷重は分けて考える
ガス圧式昇降デスクを比較するときは、2つの荷重があることに注意してください。
- 静止耐荷重: 高さを固定した状態で天板に載せられる重量の目安
- 昇降可能荷重: 荷物を載せたまま高さを変えるときの重量の目安
たとえば「タンスのゲン90×60cm」の静止耐荷重は100kgですが、昇降可能荷重は12kgです。100kgの荷物を載せたまま昇降できるという意味ではありません。
「タンスのゲン70×48cm」も静止耐荷重は30kgですが、昇降可能荷重は4kgです。ノートパソコンやモニターなど、常に天板へ置く物の合計重量を先に確認してください。



机の上に載せる物が昇降可能荷重を超える場合は、載せたまま高さを変える用途には向きません。高さを変える前に一部の物を下ろすなどの使い辛さがあります。
頻繁に姿勢を切り替えたい人ほど、静止耐荷重より昇降可能荷重を優先して比較しましょう。
1位 タンスのゲン90×60cmサイズ|作業面が広め
天板サイズは幅90×奥行60cm、高さは71~109cmです。
作業面が広めで、荷物を載せたまま高さを変えられる範囲を重視する人に向いています。
ノートパソコン、モニター、入力機器などを載せたまま高さを変えたい場合に、最初に比較したいガス圧式の昇降デスクです。
静止耐荷重は100kg、昇降可能荷重は12kgです。3商品の中では昇降可能荷重が最も大きく、大き目のモニターを置いて作業することも可能です。



モニターを置いて作業をする場合は、クランプ式のモニターアームで固定すると安全に使用できます。
タンスのゲン90×60cmが向いている人
- 幅90×奥行60cmの作業面が必要な人
- モニターとノートパソコンを載せたい人
- 荷物を載せたまま高さを変えたい人
- キャスター付きで机を移動したい人
- 1年保証を重視する人
タンスのゲン90×60cmの注意点
最低高さは71cmです。身長の低い人は自分に合う高さか確認が必要です。


商品重量は約24kgです。キャスターで使用中の移動はしやすくても、開梱や組み立て、段差を越える移動では重量があります。
机の上に載せる物が12kgを超える場合は、載せたまま昇降しないように注意が必要です。
2位 タンスのゲン70×48cm|省スペース型
ノートパソコンのみで作業する、省スペースにデスクを置きたい人に向くガス圧式昇降デスクです。
キャスターとアジャスターを選べます。
アジャスターを使う場合の高さは70.5~110cm、キャスターを使う場合は75~114cmになります。
商品重量は約17kg、静止耐荷重は30kg、昇降可能荷重は4kgです。
タンスのゲン70×48cmが向いている人
- ノートパソコン中心で作業する人
- 幅70cmのコンパクトな机を探している人
- キャスターとアジャスターを選びたい人
- 1年保証を重視する人
タンスのゲン70×48cmの注意点
昇降可能荷重は4kgです。ノートパソコンに外部モニターやモニターアームを加えると、4kgを超える可能性があります。
キャスターを付けると最低高は75cmになります。身長の低い人は自分に合う高さか確認が必要です。
天板は70×48cmのため、複数モニターを置く用途より、ノートパソコンと小型の周辺機器を置く用途に向いています。
3位 E-WIN SD73-WH|角度調整と折りたたみ収納
SD73-WHは、天板の角度を0°~90°の範囲で変えられるガス圧式昇降テーブルです。
天板を折りたたんで収納できるため、使わない時間帯に部屋の圧迫感を抑えたい人にも向いています。
E-WIN SD73-WHは、角度調整できる天板と折りたたみ収納が特徴のガス圧式昇降テーブルです。
天板サイズは、手前73cm・奥側60cm×奥行50cmです。高さは77.5~117.5cmで、折りたたみ時の横幅は17.3cmです。
販売ページでは「耐荷重約10kg」と案内されていますが、昇降可能荷重と静止耐荷重は分けて表示されていません。10kgを載せたまま昇降できる重量とは断定せず、軽めのノートパソコン作業や資料確認を中心に考える方が安全です。
SD73-WHが向いている人
- 天板の角度を変えて使いたい人
- 折りたたみ収納を重視する人
- ノートパソコンや軽めの作業道具を中心に使う人
- 幅70cm前後の小さめ昇降テーブルを探している人
SD73-WHの注意点
昇降可能荷重と静止耐荷重の区分は、確認した販売ページでは分かれていません。
最低高は77.5cmです。座った姿勢で使う場合は高く感じる可能性があります。
天板は手前と奥で幅が異なる形状です。モニター、キーボード、資料を並べたい人は、天板の有効スペースを事前に確認しましょう。
ガス圧式昇降デスク選びで確認したい4つのポイント
1. 机の上に載せる物の合計重量を出す
ノートパソコン、モニター、モニターアーム、キーボード、スピーカーなど、天板に置いたままにする物の重量を合計します。
高さを変えるたびに荷物を下ろしたくない場合は、その合計が昇降可能荷重に収まる商品を選んでください。
2. 座ったときの最低高さを測る
今回比較した3商品は、最も低い設定でも高さが70cm以上です。椅子や体格によっては、座った姿勢で高く感じます。
普段使う椅子に座り、肘を約90度に曲げた状態で床から肘までを測ってください。測り方は、スタンディングデスクの最適な高さで詳しく解説しています。
3. キャスターを付けた高さで比較する
「タンスのゲン70×48cm」のように、アジャスターとキャスターで昇降範囲が変わる商品があります。
移動しやすさを重視してキャスターを付ける場合は、キャスター使用時の最低高で判断してください。
4. 天板サイズと設置面積を分けて考える
天板が70×48cmでも、脚やキャスターを含む全体の奥行が広い場合があります。
壁際や狭い部屋に置く場合は、天板サイズだけでなく、商品全体の外寸とキャスターを動かす余白を確認しましょう。
電動式やハンドル式と迷う場合
ガス圧式は、コンセントがなくてもレバーで高さを変えられる点が便利です。一方で、机上の重量とガス圧のバランスによっては、下げるときに体重をかける必要があります。
重い物を載せて、ボタンで高さを変えたい場合は電動式を検討してみてください。時間をかけても細かく高さを調整したい場合は、ハンドル式も選択肢になると思います。
種類を決めきれていない人は、スタンディングデスク総合ランキングで各方式の違いを確認してください。
最後に
ガス圧式昇降デスクは、静止耐荷重が大きくても、同じ重量を載せたまま昇降できるわけではありません。
購入前に、机の上に載せる物の合計重量、最低高さ、天板サイズ、キャスター使用時の高さを確認してください。



ガス圧式は電動式と比較し、耐荷重も小さいため、多少のグラつきは考慮して使用するのがおすすめです。
また、ガス圧式の場合、最低高さは大半の商品が70cmを超えてきます。身長が低い方や、お子様と一緒に使用する場合は、電動式やハンドル式を候補として検討してみてください。









